海藻に育毛効果があるのか?

子供の頃から、ワカメを食べると禿げないとか、コンブを食べると髪が増えるといわれてきました。髪も白くならないといわれていましたね。若い頃はその効果が分かりませんでしたが、年をとってくると、「うそだろう~」と思うようになります。

しかし、海藻は昔からからだによいといわれていて実際に効果を知りたいと思います。

昆布

ところで、岡嶋研二先生のIGF-1が増えると育毛効果があるという理論ではどのように考えられているのでしょう?

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フコイダンについて調べられた

ワカメやコンブにはフコイダンという粘り成分が含まれています。フコイダンで思い出すのはもずくでしょうか。サプリメントにもなっていました。

そこで、フコイダンがカプサイシンのように知覚神経を刺激するかどうか調べられました。その結果、知覚神経を刺激することが分かりました。カプサイシンの刺激は辛味、熱さ、痛さだと思います。粘り成分も刺激になるのでしょうか?

フコイダンを皮膚に塗る

ワカメやコンブは食べ物ですが、この実験では、皮膚に塗る話です。育毛剤の研究でもやっていらっしゃったのでしょうか?例によって岡嶋研二先生の薄毛の食卓からです。

濃い濃度のフコイダンやフコイダンを含むめかぶの抽出液をマウスの皮膚に塗ると、30分後にIGF-1が対照群に対して1.7倍に増加することが観察されました。

フランスの研究者たちは、実験で、フコイダンを投与すると血管が増えることを報告しています。また、日本の研究者たちは、やはり実験で、フコイダン投与が、傷の治りを早くすることを報告しています。

フコイダンを食べると、血管が増えて、傷の治りが早くなるようです。

IGF-1は、血管の数を増やす作用や傷の治りを早くする作用を持っていますので、フコイダンを動物に投与すると、IGF-1が増えて、このような効果を示しているものと考えられます。

少し切れ味がよくないかな

この文面を見ると、岡嶋先生はあまり詳しくフコイダンとIGF-1の関係について調べられていないのかなと感じました。

そこで、ネットで広く探してみたら、フコイダンの育毛作用について説明してあるページが見つかりました。

タカラバイオ株式会社の海藻エキスというページです。

健康食品事業|医食品バイオ|タカラバイオ株式会社
バイオテクノロジーを活用した健康志向食品の開発製造や、キノコの大量生産技術を核にしたキノコ事業を展開しています。

ガゴメ昆布とフコイダン

そのページによると、ガゴメ昆布というのがあるようです。

ガゴメ昆布は、北海道の函館周辺に生育する褐藻類トロロコンブ属に属する食用の海藻であり、強力なぬめりを持つことが特徴です。

海藻エキス このぬめり成分の本体はフコイダンと呼ばれる粘性多糖類であり、ガゴメ昆布は真昆布などに比べてフコイダンを多く含むことが知られています。

フコイダンが出て来ました。読んでいくと、食べるというよりはやはり皮膚に塗るようです。

タカラバイオはこのヘアサイクルの仕組みに着目し、ガゴメ昆布フコイダンが毛乳頭細胞に及ぼす影響を調べました。

その結果、ガゴメ昆布フコイダンは、毛乳頭細胞からFGF-7 (Fibroblast growth factor-7)の遺伝子発現やタンパク質産生を高めることを明らかにしました。

FGF-7は毛母細胞の増殖を促進し、成長期を長く維持することで、育毛に繋がると考えられているタンパク質です。

もし、食べるだけで効果があれば頭皮に塗るような話はあまり出てこないと思います。もちろん、頭皮に塗ることも決して悪いことではないですが、食べてもあまり効果的ではないのだろうなと思いました・・・。

水溶性の食物繊維が毛髪力をよみがえらせる

ところが、55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由にはこんな話が書かれていました。カイチュウ博士として有名で、また腸内細菌の本を昔からたくさん書かれている藤田紘一郎先生の本です。

表紙からかなりインパクトがあります。

「ワカメをたくさん食べると髪の毛が増える」とか、「ワカメは丈夫な髪を育ててくれる」と昔からよくいいます。

私も子どものころには、母に「大人になってハゲたくなければ食べなさい」とワカメをよくすすめられました。

ただ現在は、ワカメや昆布などの海藻類の発毛効果があることは、医学的に根拠がないといわれるようになりました。「黒々としたワカメや昆布が、つややかな髪を連想させるのだろう」という医師もいます。

しかし、はたして見た目だけの効果でしょうか。

私は海藻類には毛髪力をよみがえらせる効果があると考えています。なぜなら、海藻類には腸内細菌の大好物である水溶性の食物繊維が豊富に含まれるからです。

食物繊維には、水溶性のものと不溶性のものがあります。水溶性の食物繊維は、水に溶け、ゲル状になる性質を持っています。腸内細菌はこの水溶性食物繊維をとくに好みます。発酵させやすいからです。(中略)

腸に水溶性食物繊維が入ってくると、それをエサに腸内細菌が活発に働いて発酵を起こし、仲間の菌をどんどん増やすようになります。(中略)

バクテロイデス門の細菌の働きを活性化させ、水素を生成する力も高められます。

しかも、海藻類には髪の健康に重要な鉄や銅、亜鉛などのミネラルが豊富です。「海藻類は丈夫な髪を育てる」という昔からの教えは、本当だったのです。

腸内細菌のつくる水素が活性酸素を消去する

上の文章の中で、バクテロイデス門の細菌が水素をつくることが書かれていましたが、バクテロイデス門の細菌とは、いわゆる日和見菌の仲間です。善玉菌ではありません。

バクテロイデス門の細菌が水溶性の食物繊維を分解し、水素をつくると、水素は活性酸素を還元し、消去します。

海藻は、活性酸素によって頭皮の細胞が傷つけられる害を防いでくれるということなのです。髪だけでなく、見た目で同年代の他の方より老けて見られる方は、ためしてみる価値があるかもしれません。

詳しくは、食物繊維を摂り腸内細菌を増やして育毛するに書きました。

https://hair.mana-beru.com/434

まとめ

海藻は昔から髪によいといわれてきたことと、黒っぽい色が効果がありそうに思わせてくれます。しかし、あまりスッキリとした話はありませんでした。

ただ、最後にご紹介した藤田紘一郎先生の話は、面白いです。毎日わかめの味噌汁を飲みましょうか?

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