女性の薄毛治療について

女性の薄毛治療の方法について調べてみました。この記事は、女性が薄毛になる原因とはと対になっています。

キューティクル

スポンサーリンク
スポンサーリンク

女性の薄毛治療の概要

女性の薄毛治療は、内服薬ではなく、外用薬(塗り薬)が主体です。

妊娠によるホルモンバランスの変化に対して

妊娠/出産によって、ホルモンバランスが変わります。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増えていたのが元に戻ります。

そのため、それまで寿命を延ばされていた毛髪は一気に休止期になり、かなりたくさん脱毛することになります。しかし、これは女性の体に起こる自然な変化で、半年から一年半ほどで元に戻ります。治療の必要はありません。

ただ、父親が男性型脱毛症の方の中には、出産後に生じる出産後脱毛を契機に男性型脱毛症が進行することがあると知られています。

瘢痕性脱毛症に対して

瘢痕性脱毛症は、毛乳頭が破壊され脱毛が起きているので、治るのがむずかしい脱毛症です。瘢痕とは、もともと切り傷・火傷(やけど)・潰瘍(かいよう)などが治ったあとに残る傷あとのことをいいます。

どんな治療をするのかと思って念入りにネット検索していきましたが、なかなか分かりませんでした。私が検索した結果の中で唯一、世田谷区のかくた皮膚科クリニックのサイトにこのように書かれていました。

瘢痕性脱毛症など難治の脱毛症の方には東京医科大学病院をご紹介しています。

「瘢痕性脱毛症+大学病院」で検索すると、すぐにヒットするのは、慶應大学病院、浜松医科大学病院と東京医科大学病院でした。それぞれの該当するページにリンクを貼っておきます。

また、Yahoo!知恵袋などQ&Aのサイトで検索してもこの記事を書いた時点では、瘢痕性脱毛症について具体的なやりとりはありませんでした。

牽引性脱毛に対して

これは、原因がはっきりしています。牽引性脱毛を防ぐには、髪をしばったりするなど、頭皮にダメージを与える刺激を取り除くことです。

また、いつも同じ髪型をして分け目が同じ位置だとその部分に負担がかかっている場合があります。時々分け目を変えることは、薄毛対策になります。

女性の男性型脱毛症と休止期脱毛症の治療

女性の薄毛治療は外用薬による治療が主体です。内服薬は補助的に使われます。

もちろん、女性の男性型脱毛症の治療も外用薬による治療が主体です。

男性型脱毛症は、男性の場合は治療薬として内服薬のフィナステリドが効果的だと知られていますが、女性には使われません。

専門医が語る毛髪科学最前線には、次のように書かれています。

深刻な副作用の心配があるため、この薬は使われていません。とくに、妊娠中の女性や妊娠しているかもしれない女性、また乳児に母乳を与えている女性にフィナステリドを処方することは医学界ではタブーになっています。

フィナステリドの服用で生成を抑制されるDHT(ジヒドロテストステロン)は、思春期以降の男性に対しては脱毛を促進したり、前立腺を肥大させる悪影響を及ぼしますが、胎児には陰茎、陰嚢といった男性外性器を分化させる大切な役割を担っています。

このため、男児をおなかに宿している女性がフィナステリドを服用すると、胎児の外性器が正常に発達しなくなる恐れが生じるのです。

閉経し、妊娠の可能性がない女性でもフィナステリドは処方されません。更年期以降に男性型脱毛症を発症した女性には、フィナステリドの効果が見られないそうです。

ミノキシジルを含む治療薬

女性の男性型脱毛症治療は、内服薬でなく外用薬が中心です。もっとも一般的なのは、ミノキシジル溶液です。日本で女性用の脱毛症治療薬として承認されているのは、ミノキシジルを1%含む溶液(商品名:リアップリジェンヌ[旧リアップレディ])で、処方箋なしで薬局で購入できます。

FGF-7を増やす育毛剤

専門医が語る毛髪科学最前線で少しだけ触れられていました。ヘアサイクルに関連したFGF-7の産生を増やして毛を太くする育毛剤が販売されています。FGF-7について毛髪再生とアンチエイジングではこのように説明されています。

FGFは,線維芽細胞をはじめとして各種の細胞の増殖・分化に関わるシグナル因子で,現在 23 種が知られている.そのうちの一つが FGF-7 で,KGF(ケラチノサイト増殖因子)ともよばれる.毛組織では,FGF-7 は毛乳頭で産生され,毛包上皮系細胞にある受容体に作用する.FGF-7 には,組織培養系で毛包の退行期への移行を阻害して成長期を維持する作用と,その結果としての毛髪を伸長させる作用が知られている.

これを読むと、FGF-7は、直接毛髪の成長に関係するのではなく、「毛包の退行期への移行を阻害」することで、成長期を長くするという作用のようです。

TGF-βを抑制する育毛剤

専門医が語る毛髪科学最前線でやはり少しだけ触れられていました。男性ホルモンの作用によって毛乳頭で産生させるTGF-βを抑制する育毛剤も使われるようです。TGF-βについて調べてみると、男性型脱毛症治療の現状と今後の展望という論文に、説明がありました。

男性型脱毛症の脱毛部位の毛乳頭が男性ホルモンに反応して transforming
growth factor(TGF)-β1 を産生し,これが毛母細胞の増殖を抑制するという男性型脱毛症の発症機序を解き明かす報告を行った.

TGF-βは、毛母細胞の増殖を抑制する働きを持つようです。

サポート役の漢方薬

薄毛の科学には、「漢方薬も毛成長への影響が客観的な方法として評価されていませんが」という断り書きがありましたが、次の漢方薬を外用剤と併用した場合に効果的なことが経験的に多いですと書かれていました。

漢方薬は効き方がおだやかだとよくいわれますが、副作用はあります。薬局でも買うことができますが、お医者さんに処方箋を書いてもらえば、保険が効くことをお忘れなく。お医者さんに相談するのがよい方法です。

まとめ

女性の薄毛治療は、意外と選択肢が少ないのです。男性のように内服薬を使うことができません。その分、育毛剤はたくさんでていますが、私には判断できないので、リンクは貼りません。ただ、参照した本によると、自分に合う育毛剤があれば、そこそこ効果が出るようです。

タイトルとURLをコピーしました