やせる! 血糖値、血圧が下がる! タマネギレシピという本を読みました。
私のように太っている者に、タマネギは強い味方です。私は辛い生タマネギは平気なのですが、いつも同じようなものを食べているのも何だかなあと思って読み始めました。
すると、途中で「生のタマネギ入り玄米がゆは天然の育毛剤!抜け毛が激減して薄毛も解消した」という記事がありました。
以前、玄米を食べると育毛効果があるという話という記事を書きました。今度は玄米+生タマネギなので、タマネギも育毛に役に立つようですよ。

タマネギを意識して食べると効果が出る
記事を書かれた亀井さんの変化を先に書いておきます。
朝晩食べている玄米のおかゆに、スライスした生のタマネギをいっぱいのせて食べました。
食事を変え、生のタマネギをのせた玄米がゆを朝晩食べると、徐々に変化が現れてきました。2~3ヶ月もたつと、抜け毛の量が明らかに減ってきたのです。以前は、毎朝150本程度抜けていたものが、50本程度まで減りました。
髪の毛の質も変わってきたようでした。以前は、コシのない、弱々しい髪でしたが、だんだんコシのある強い髪になってきたのです。
薄毛を気にしている人に参考になるのは、他の人にすすめた結果も書いてあるからです。
私の行っている食事療法を、薄毛に悩むお客様に紹介したことがあります。そのかたの場合、育毛効果があるとされる薬剤も併用していたものの、ほどなく薄毛が解消し、確かに効果がありました。
そのかたのケースをよく見ていると、おそらく薬剤だけでは、現在のような効果は上がらなかったと思えてくるのです。
タマネギはスライスするだけ
タマネギをどのくらいの量を食べるかということは書かれていなかったので分かりませんでした。タマネギを生で食べる時は、スライスしてしばらく置いておくのがコツです。最低20分は置いておきましょう。
水にさらしてはいけません。
この本にも書かれていますが、タマネギには、イソアリインというイオウ化合物と、アリナーゼという酵素が別々に含まれています。タマネギと切って、空気にふれるとこの二つの成分が反応して、チオスルフィネートに変わります。
このチオスルフィネートは、ガンの発生を抑制、喘息の発作をおさえ、痛みを鎮め、血糖値を下げるそうです。しかし、われわれ世代には血圧を下げることが一番知られているかもしれません。
特別なサプリメントなど必要でなく、玄米がゆにタマネギをスライスしたものをのせるだけですから、やってみる価値があります。
玄米がゆの作り方
玄米がゆを作るには、最初に玄米ごはんを炊いて、その玄米ご飯を使って作ります。
玄米は発芽させて炊く
私は玄米をよく食べるので、圧力鍋を持っています。圧力鍋で炊いた方が美味しいですが、たいていの炊飯器には玄米モードがあるので玄米を炊くことはむずかしくないと思います。
ただ、玄米を炊く時には、発芽させた方がよいです。玄米は種です。種には簡単に発芽しないようフィチン酸とアブシシン酸とサポニンというヒトには毒になる物質が少し入っています。
しかし、それは発芽させると消えてしまいます。水をひたひたに張って1日2回くらい水を替えると寒い時でも2日くらいで胚芽が膨らんで発芽玄米になると思います。それから炊いてください。
炊飯器で玄米がゆ
発芽玄米ごはんが炊けたら、次に玄米がゆをつくります。炊飯器を使うと簡単にできるでしょう。
玄米ご飯2杯とだしと梅干しと水を400ml炊飯器に入れて、炊けば玄米がゆができあがります。クックパッドの炊飯器で炊く~玄米ご飯と玄米粥が分かりやすいです。

タマネギの皮も使う
タマネギの皮は栄養価が高いと聞いたことはありますが、自分で食べてみたことはありません。ポリフェノールの一種、ケルセチンが含まれているそうです。ポリフェノールは、赤ワインや、チョコレートでよく知られています。抗酸化物質です。
タマネギの皮は、生ではとても食べられないですね。亀井さんはこのように使っていました。
タマネギの皮自体は、渋くて苦みがあり、そのままではなかなか食べられません。そこで、タマネギの皮を煮出したものを、さまざまな料理に隠し味として入れることにしました。
私は、煮物に入れたり、カレーに入れたりして、摂取するようにしました。
まとめ
玄米にはビタミンB1がたくさん含まれています。江戸時代、江戸では江戸患いといって「かっけ」が流行っていたのは、白米を多食したからだといわれています。普段、玄米を食べている人が白米を食べたら、おいしくて止まらないのでしょう。
ビタミンB1はエネルギー代謝を促進させる働きをします。タマネギに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収をよくしてくれるそうです。玄米がゆと生タマネギの組み合わせはとてもよいのでしょう。
この記事を書かれた理容師の亀井貴史さんは、すごく熱心に記事を書いていらしゃるライターさんでもありました。
