毛髪の構造とキューティクルケア

テレビで盛んにキューティクルケアといわれるものだから、育毛にはとても大切なものだと思っていました。

しかし、実は、キューティクルケアはやった方がよいですが、一方で育毛のためには「いまさら」であることはご存知でしたか?

キューティクル

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キューティクルはすでに死んでいる

あなたの髪を守る本―皮膚科医が教える危ない習慣改善法はやさしく書かれているのに、本質的なことを教えてくれるよい本です。

キューティクルケアは、現在の髪を維持するために必要なケアですが、われわれが目指す育毛には関係がありません。

毛髪の構造

毛髪は、頭皮の表面から外に出ている部分の毛幹部と、頭皮の下にもぐっている部分の毛根部に分けられます。

毛根部は生きている細胞でできていますが、いわゆる「髪の毛」という外に見えている部分の毛幹部はすでに死んだ細胞でできています。

つまり、代謝もしないし増殖することもない。爪切りで切られる爪の伸びた部分と一緒です。

そのため、毛幹部は一度傷つくともとに戻ることはありません。

キューティクルは一番外側

毛幹部は3層構造をしています。中心部は、毛髄質(メデュラ)。その外側は、毛皮質(コルテックス)。一番外側が毛小皮(キューティクル)です。

キューティクルは非常に丈夫ですが、一番外側にあるので損傷を受けやすいところです。キューティクルは1枚の平板な膜でなく、うろこ状のものが髪が伸びていく方向に向かって何枚も重なり合ってできています。

内側の毛皮質に含まれるタンパク質や水分が流れ出ないように守っています。しかし、キューティクル自体は摩擦に弱く、強い力でブラッシングしたり、ゴシゴシ洗髪するとはがれてしまいます。

運動部出身の方は、汗をたくさんかいた後に、髪がキシキシするまでガシガシ洗う気持ちよさを味わってきたと思いますが、それは若い時だから許されることでした。

また、ブラッシングする時も、普通は髪の流れに沿ってやるものですが、逆向きにやると案外気持ちよいものです。逆毛立てというらしいですが。これをやると髪がひどく傷むそうです。

キューティクルケアは今生えている髪に対してのこと

キューティクルは、毛幹部の一番外側にあります。つまり、すでに生きていない細胞の外側にあります。一度傷つくと再生することはありません。

キューティクルがはがれても二度と元には戻ることはなく、髪が生えかわって来るのを待つしかないのです。しかし、もちろんこれには時間がかかりますから、今ある髪を守らなければいけません。

キューティクルは、ブラッシングやシャンプー、パーマー、ヘアダイ、紫外線、ドライヤーの熱、整髪料などによって傷つきはがれます。

傷んだ髪は、少し離れて見てもツヤがないので何となく分かります。

それで、「キューティクルを保護する」「髪のつやをまもる」を売り文句にシャンプーやコンディショナーのコマーシャルが繰り返されます。

私はあまり深く考えていなかったので、キューティクルは再生できるのかとばかり思っていました。しかし、再生できないなら、キューティクルを保護することと、育毛のどちらを優先すべきか、答えはいうまでもありません。

育毛です。

毛根と頭皮のケアに照準を合わせよう

傷ついたキューティクルは元には戻りませんが、髪は新しい毛が生えれば、傷んでいないキューティクルに包まれた健康な髪がまた生えてきます。

今の見た目が多少よくなくても一番大切なのは育毛であり、毛根部と頭皮をもっとも大切にしなければなりません。

白髪染めをする前に、頭皮や毛根のことを考えましょう。両立は無理です。皮膚を傷めてはいけません。

育毛を第一に考えている方には、キューティクルケアのシャンプーやコンディショナーは関係がありません。キューティクルケアよりも、毛根と頭皮に負担をかけないのが一番です。

よく考えてみると、頭皮に化学的な洗剤をつけて洗っている動物は人間だけです。これはかなり不自然な行為だと思います。

以前、シャンプーをやめると髪が増えるという本を読んだという記事を書きました。宇津木龍一先生のこの本は、育毛に興味がある方なら、一度は読む価値があると思います。

頭を洗わないという話題でよく出てくる話ですが、昭和7年生まれの作家、五木寛之さんの頭髪がいまだにふさふさしているのは、洗髪しないからだとご本人も話されているそうです。

https://hair.mana-beru.com/134

すると、動物が日常的にやっていること、毛づくろいはとても大切だということになりますね。人の場合なら、ブラッシングとマッサージになります。血行をよくして頭皮に出てくる皮脂を髪に移すことがよいことなのでしょう。

朝、満員電車に乗るとどうしても他人のにおいに敏感になります。それで自分はにおわないようにしようと、一生懸命洗剤を使って清潔を心がけるようになります。

しかし、そこで少し考え直して、宇津木先生のように実験することが大事だなと思います。ちなみに私も本を読んでお湯だけで洗髪しています。

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